高速道路での運転のコツ
2021年6月24日
ホーム >
合宿免許の平均的な相場について
運転免許を取得するなら「なるべく安く」と考える方は多いと思います。
合宿免許を検討する上で、教習料金は重要な項目ですよね。
合宿免許の料金は入校時期によって大きく異なります。普通車ATで税込20万円~35万円くらいです。
普通車MTは普通車ATの料金プラス15,000円~20,000円くらいとなります。
なぜ15万円もの違いがあるのでしょうか?今回は「通学と合宿の違い」「合宿免許が安い理由」そして「合宿免許の一番安い時期」など、合宿免許の料金について詳しく説明いたします。
公安委員会指定自動車教習所であれば、取得する免許が同一の場合、通学でも合宿でも教習内容・時限数等は同一です。料金の説明の前に、通学と合宿の大きな違いである教習等の予約方法について説明します。
・通学の場合、技能教習・検定等の予約は教習生自身が行います。空いている日時の中から自分の希望のコマを選んで予約します。
特に技能教習については、最初に予約できる時限数(手持ち時限数)を2~4時限までとし、以降は1時限消化したら次の1時限が予約できるという方法が多く用いられています。
この方法だと春休みや夏休みなどは予約が取りにくくなり、卒業までに何か月も要してしまう場合もあります。そこで一部の教習所では通常のプランより手持ち時限数を多く設定したスピードプランなどを用意しています。結果として通常のプランより優先的に予約が取れるため、料金は20,000円~40,000円くらい高くなることが多いです。
・合宿の場合、入校日から最短卒業予定日までのすべての教習スケジュールについて、教習所が優先的に予約を行います。その結果、最短日数での卒業が可能になります。同時に入校の定員が決められ、定員を超えては入校できないことになります。
通学と合宿の料金はどのように違うのでしょうか?普通車AT取得の場合で比較してみましょう。
一般的な通学の料金は、次の①~⑤の費用の合計です。
①入校金等(教習所所定の入校金・テキスト代・適性検査料・写真代・効果測定料、他)
②学科教習料(教習所所定の単価×26時限分)
③技能教習料(教習所所定の単価×31時限分)
④修了検定料(1回分)
⑤卒業検定料(1回分)
上記①~⑤の費用が時期によって変動することは、ほとんどありません。通学の料金は、一般的には28万円~35万円くらいです。教習所によってはスピードプラン等のアップ料金や、学生限定の割引額が設定されていることがあります。
合宿免許の料金には、通学同様の教習費用に加えて、延長保証・宿泊・食事・特典の費用、交通費の補助額などが含まれています。ただし単純に合計した金額ではなく、割安のパック料金となっています。最大の違いは、「ハイシーズン」と「オフシーズン」によって料金が大きく違うことです。
・合宿免許は、入校から卒業までのすべてのスケジュールがあらかじめ決められているため、短期間で卒業することが可能です。
普通車ATを取得する場合、最低14日間は宿舎に泊まり毎日教習を受ける必要があります。社会人の方なら14日間連続で仕事を休む必要がありますので少しハードルが高いですよね。
では高校・大学・専門学校等の学生さんはどうでしょう。学生さんなら夏休み(7月末~9月下旬)・春休み(1月末~3月下旬)という長期の休みがあるので、この休みを利用して合宿免許に参加できますね。
実際に合宿免許に参加した方の約7割は学生さんで、ほとんどの方が夏休み・春休みに参加しています。つまり合宿免許に参加する人の約7割がこの4か月ちょっとの期間に集中しているということです。
・合宿免許は定員が決まっているため、夏休み・春休みは「合宿免許に参加したい人」が「教習所が受け入れることができる定員」より多くなります。
例えばホテルの料金がゴールデンウィークやお盆・年末年始に高くなることは、ご存じの方も多いと思います。また、コロナウィルス感染拡大によってマスク不足となり値段が高騰したことは記憶に新しいですよね。これは需要と供給のバランスによるもので、「需要」が「供給」を上回るほど料金は上がっていきます。合宿免許の料金でも同じことが起こります。「合宿免許に参加したい人」が多く、料金が高い時期を「ハイシーズン」といいます。
・4月~6月・10月~11月は「合宿免許に参加したい人」が少ない時期です。教習所は料金を安くすることにより、より多くのお客様に来ていただこうとします。「合宿免許に参加したい人」が少なく、料金が安い時期を「オフシーズン」といいます。
①効率的なスケジュール管理
通学の場合、お客様がご自分の都合に合わせて教習の予約を取ります。朝の早い時間などは予約が少なく、夕方などの人気の時間帯は混雑して予約が取れない場合があります。また予約された方がキャンセルすることもあります。教習所側からすれば、お客様の予約に合わせて人員等を配置しなければならないので、予約が少ない時間に無駄が生じてしまいます。
合宿の場合、お客様は教習所の決めたスケジュール通りに教習を受けていただきます。通学の予約で生じた空き時間を有効活用できて、無駄な空き時間が発生しません。教習所はこのように効率的なスケジュール管理を行って、料金を安くおさえているのです。
②空いている時期の有効活用
教習所は、学生さんが長期休暇に入る7月下旬~9月・1月下旬~3月に大変混み合います。逆に4~6月・10~11月はお客様が少なく、すいています。そのため教習所は、お客様の少ない時期に大幅な割引料金を設定し、より多くのお客様に入校していただけるよう努力しているのです。
③競合が多いために価格競争が起こりやすい
通学の場合、お客様は教習所周辺に居住している方に限られます。合宿免許は全国各地からお客様に来ていただくため、全国各地の教習所が競合となり価格競争が起こりやすくなります。
④地方にあるため経費を抑えられる
合宿免許の教習所は地方にあることが多いです。都市部にくらべて地価や物価・人件費等が安く、地元の食材を多く使用することなどで経費を抑えることができます。その結果、料金を安く設定することができるのです。
合宿免許が一番安いのは、4月~6月・10月~11月の「オフシーズン」です。年間を通じて一番安い料金で合宿に参加できます。
教習所によっては入校日等を限定したキャンペーンも行われます。通常料金よりさらに安くなるので非常にお得です。
レギュラー(相部屋)料金でシングルルームを利用できるプラン(シングルユース)がお得です
→延長時の保証内容・追加料金は教習所・年齢によって異なります。思わぬ出費になることもあります。
→普通車ATの場合、教習所によって最短日数が3日以上違う場合があります。また検定の実施曜日によっては、1回の不合格で卒業予定日が2~3日延びることがあります。
→ほとんどの教習所から卒業時に交通費の補助があります。近くの教習所に拘らず、遠方の教習所にも目を向けてみましょう。
合宿免許の入校者のうち約7割が学生さんで、ほとんどの方が1月下旬~3月・7月下旬~9月の「ハイシーズン」に入校しています。料金が高い「ハイシーズン」に少しでも安く入校できるポイントを説明します。
ハイシーズンの中でも料金は変動します。特に需要が多い時期は一番高い料金、その前後の時期は少し割安な料金が、それぞれ設定されています。これは特定の期間だけに入校希望者が集中しないための教習所側の工夫です。
合宿免許を選ぶ側から見れば、この一番高い時期の前後がお得ということになります。
同じ教習所でも宿泊プランによって料金は違います。知らない人と数人でお部屋をシェアするレギュラープラン(相部屋)は、1人部屋や友人同士での貸切部屋よりも料金が安く設定されています。お友達以外の人と一緒でも気にならない方やお友達を作りたい方にはおすすめです。
自炊プランは、3食または朝夕の食事を自分で作るプランです。お食事の分だけ料金がお安くなります。
自炊プランの宿舎には、キッチンや調理器具が揃っています。お料理好きの方や一人暮らし気分を味わいたい方におすすめです。
毎日の自炊は意外と手間がかかります。合宿免許では毎日授業が入っているため、今日は疲れちゃったから外食しよう!みたいなこともよく起こります。外食が増えるとコストもかかり、結果的に食事付プランとほとんど同じ金額になってしまったということもあるかもしれません。
自炊プランを選ぶときはストイックに費用を抑えるか、楽しみながらゆるく自炊するか、ご自分に合った方法をお選びください。
ハイシーズンにお得な合宿免許に行きたい場合、一番重要なのが「早期申込」です。合宿免許は定員制ですから、料金が安めの教習所やお得な日程、お得な宿泊プランから順番に満員になっていきます。
お申し込みが早いほど、お得なプランが空いている可能性が高いわけです。
夏休みは4月~5月、春休みは10月~11月の申し込みがおすすめです。一部の教習所では「早期申込」をしてくださった方に割引(早割)が適用されます。まずは「合宿に行ける日程=ご自分の学校の休み」をできるだけ早く確認しましょう。
ほとんどの教習所では3人以上のグループで一緒に入校すると、割引(G割)が適用されます。一部の教習所では6人以上のグループでさらにお得になります。教習所によっては、レギュラー(相部屋)と同じ料金でお部屋をグループ貸切にできることもあります。
普通車AT免許が最短15~17日間で取得できるプランです。教習所が、年末年始の休業日を最小限にすることで短期間での卒業を可能にしました。料金は「オフシーズン」より少し上がりますが、「ハイシーズン」より大幅に安く設定されています。
年々満員になる時期が早まっています。10月中の申し込みがおすすめです。
合宿免許を選ぶにあたり、料金はとても重要ですよね?
でも、せっかく合宿免許に行くなら料金プラスαで選んでみてはいかがでしょうか。
教習所はそれぞれの特徴を生かし、色々なタイプの宿舎やお食事、イベントや特典などを用意して、合宿期間を楽しく快適に過ごしていただけるよう努めています。
宿舎のタイプは「専用宿舎(寮)」「温泉旅館」「ホテルタイプ」「マンションタイプ」などから選べます。
食事は「日替わり定食」や「日替わり弁当」の他に、「自炊」「バイキング形式」「現金支給で自由食」「提携飲食店から選んで食べる」などから選べます。
イベント・特典は「グルメ」「温泉」「癒し」「ビューティー」「スポーツ」「レジャー」「体験」など様々です。
女性限定の特典を用意している教習所もあります。合宿免許は、毎日教習があって忙しいというイメージが強いかもしれませんが、日中でも空き時間はありますし、1日の教習が終わった後は自由時間です。イベントや特典を楽しむ時間は十分ありますので、希望の特典を選んでみてはいかがでしょうか。
交通費の支給額や自己負担額を確認して、トータルコストを考えることも重要です。
交通費はそれぞれの教習所が定めた基準で支給されます。
例えば栃木県に住んでいる方が東北新幹線沿線の福島県や宮城県・岩手県の教習所に行く場合、自宅から宇都宮駅などの栃木県内の新幹線駅までの交通費が自己負担となります。東海道新幹線沿線の静岡県の教習所に行く場合は、自宅から東京駅までの交通費が自己負担となることが多いです。教習料金が同じでも交通費の自己負担額がトータルコストに影響します。
普通車AT取得の場合、最短日数は14日間です。教習所によっては最短日数が15日以上のところもあります。教習の途中で技能教習や検定・試験の失敗があったとき「最低何日延びるか」は、教習所によって異なります。
卒業前に一度帰宅しなければならなくなってしまっては、交通費もかさんでしまいます。(自己都合で卒業前に帰宅の場合は交通費は支給されません)
合宿免許に充てられる日数が限られている方は、事前の確認をおすすめします。
携帯からも通話料無料!
0120-999-785【月〜土曜:10:00〜19:00】【日・祝日:10:00〜18:00】
LINEでのお問合せあなたのご希望にピッタリのプランをお探しします。保護者の方からのご質問・ご相談も承ります。
▽ウェブからのお問合せ・お申込み